理事長メッセージ | 尼崎青年会議所

理事長メッセージ

挑戦

理事長 小原 卓也

一般社団法人 尼崎青年会議所
2025年度 第66代
理事長 小原 卓也

はじめに

やってやれないことはない、やらずにできるわけがない

この言葉は、私が大好きな言葉の一つです。1949年、戦後焼け野原の中「新日本の再建は我々青年の仕事である」と熱い志のもと青年が立ち上がり全国に青年会議所運動が広がりました。75年の長きに渡り、様々な困難や課題解決に立ち向かい挑戦してきた歴史があります。尼崎においても「常にまちづくりを市民と共に考え、実践し、会員の資質向上と組織の活性化を達成するとともにこども達と夢を語れる「まち」尼崎を目指します。」の理念のもと先輩諸兄姉が1959年に尼崎青年会議所を設立しました。2024年度は尼崎青年会議所創立65周年や第57回ブロック大会尼崎大会の主管など大きな節目がありました。これも全ては65年間の尼崎青年会議所の歴史や伝統を築いてこられた先輩諸兄姉が志のもと失敗を恐れずに挑戦した賜物です。よく青年会議所は失敗が許される団体だと耳にすることがあります。この言葉は単に失敗してもいい、という意味ではありません。全力で考え取り組んだ結果としての失敗です。ここで大事なのはまずは挑戦することです。挑戦することで時には上手くいかずに失敗することもあるかと思います。しかし、挑戦しないと失敗はすることもありませんが、成功することもありません。青年会議所は40歳までと限られた期間しかできません。また毎年組織の役職が変わる単年度制です。失敗を恐れず、より良い未来を目指し今一度我々青年が地域の課題解決に向け全力で取り組み挑戦することで、こども達と夢を語れるまち尼崎を創り、尼崎から兵庫、日本、世界へと明るい豊かな社会の実現に向け運動を展開していきましょう。

地域連携委員会

常にまちづくりを市民と考える。現代においては人口減少、少子高齢化、核家族化、地域経済の衰退など、様々な課題があります。これまで尼崎青年会議所は理念のもと地域の諸団体や行政、市民の皆様と連携し、地域の課題解決に向けて多くの事業を行ってきましたが、社会や技術の進歩に伴い、地域の課題も変化します。また、今年度は大阪関西万博の開催や阪神タイガースのファーム施設の小田南公園移転など、尼崎市に多くの方が訪れるきっかけがあります。まちが活性化されるとともに大きな経済効果も見込めますが、その反面、新たな課題も生まれます。我々青年会議所が率先して地域の諸団体、行政、市民の皆様と連携し、強固な絆を深め、今求められている地域の課題をしっかりと調査研究し、まちの活性化に尽力するために、こどもから高齢者まで幅広い世代が参画出来る事業を構築し、魅力溢れるまちを創りましょう。

青少年委員会

こども達と夢を語る。近年、インターネットやSNSの普及により、情報過多な時代となっています。調べればすぐに結果にたどり着ける、SNSなどを使えばすぐに友人とも繋がれるなどの便利さはありますが、こども達には、便利さだけを追求するのではなく、不便な中から課題を解決する創造力を身に付け、直接的な人と人とのコミュニケーションや、結果に至るまでの過程の大切さを学んでほしいと考えています。自然豊かな場所での学びや体験を通じて、挑戦し、成功した時の喜びや達成感、そして時には失敗から学ぶことの重要性を肌で体験してもらいたいです。こうした過程を経験することで、こども達はより深い学びと成長を遂げることができます。我々は、こども達と共に夢を語り合い、挑戦する心と、その過程で得られる経験を大切にし、未来を切り拓く力を育んでいきましょう。

会員拡大委員会

青年会議所は毎年活動内容が変わる単年度制ですが、変わらないのはリーダーとして、また人として成長できることです。我々は率先して課題に挑み、常に挑戦することで成長してきました。困難を乗り越える中で、信念を持って行動することで、仲間との絆を深め、人として成長し地域のリーダーを輩出し続けると信じています。近年の尼崎青年会議所の会員数はメンバー一人ひとりの尽力と先輩諸兄姉のご支援により徐々に増えてきています。しかし、持続的な活動のためには常に会員の拡大が必須です。メンバーが青年会議所の魅力を理解し、それを広めるために組織全体で会員拡大に取り組むことが求められます。新しい仲間を迎えるためには、計画的なアプローチと役割分担が必要です。情報を共有し、メンバー全員が一体となって取り組むことが大事です。また、会員拡大は入会までではなく、入会後先輩メンバーがサポートし、会員研修や様々な機会を通じてメンバーが自立し、地域のリーダーとして活躍することが最終目標です。新しい仲間が成長し、40歳までと限られた期間の中で充実した青年会議所を過ごせる環境を整えることも重要です。本年度も全メンバーで会員拡大に取り組み、100名LOMを目指して邁進しましょう。

国際交流委員会

青年会議所には沢山の機会があり、その一つに国際の機会があります。JCI Visionにも「青年会議所が、若きリーダーの国際的ネットワークを先導する組織となる」と記載されています。グローバル化が進む中、日本は地理的な特性もあり、人と人との国際的な交流や経験を得る機会は限られています。リーダーを育成するにあたり、国際的な視野や多様な文化への理解は必要不可欠です。近年、尼崎青年会議所でも国際に触れる機会が増えてきているため、今年度は国際交流委員会を設置し、姉妹JCとの交流を含め、更に尼崎青年会議所内に国際に対する意識の醸成を図っていきます。また、尼崎市は近年外国人市民が増加しております。外国人との交流を通じ、互いの価値観や文化を学び新たな視点で地域の課題解決に向け挑戦しましょう。

ブランディング委員会

組織を運営していく中でブランディングは欠かせません。近年多くの地域団体がある中で青年会議所としての運動を展開していくにはメンバーはもちろんのこと、メンバーの家族や市民の皆様にも青年会議所の理念や活動を知ってもらい、共感していただく必要があります。また、まちの魅力を発信し続けることも尼崎青年会議所の使命だと考えます。まちの魅力や資源を多くの方に知ってもらい、郷土愛を醸成しましょう。そのためには、着実に効果が生まれてきている尼崎青年会議所のブランディングを更に向上させる為に、これまでの方法を今一度見つめ直し、新たな戦略を構築し、尼崎青年会議所の確固たる地位を築きましょう。

総務委員会

青年会議所では、運動をより効果的なものとすべく議論を重視し、委員会、正副理事長会議、監事監査、理事会など多くの会議を行います。これにより、時には夜遅くまで会議が続くこともあります。妥協せずに議論を尽くすことが重要ですが、子育て世代や女性会員も積極的に参加できるようにするためには、デジタルを駆使する必要があります。守るべきものはしっかりと守り、変えるべきものは躊躇なく変えていきましょう。様々なツールを駆使することで、誰もが活躍できる環境を整え、効率的かつ柔軟な会議運営を実現することを目指します。これにより、誰もが積極的に組織運営に参画できる機会を創りましょう。

結びに

私は2017年に尼崎青年会議所に入会しました。2022年度は尼崎青年会議所で委員長、2024年度には近畿地区協議会で委員長を務めさせて頂きました。本来私自身、人前で話すことや、資料作成などは人一倍苦手です。しかし、多くの経験を青年会議所でできたのも、やってみようとの挑戦心からです。その結果多くの仲間に助けてもらい、様々な困難を乗り越え「今」に繋がりました。まずはやってみる青年会議所には、素晴らしい仲間達がいます。自分一人では出来ないことは沢山ありますが、挑戦心があれば多くの仲間達が必ず協力してくれます。

Nothing is impossible
やってやれないことはない、やらずにできるわけがない
仲間を信じて挑戦しよう!!!

基本方針

  1. 1.一般社団法人尼崎青年会議所の理念、運動方針に沿った運動の展開
  2. 2.一般社団法人尼崎青年会議所の会員の拡充
  3. 3.地域連携事業の実施
  4. 4.青少年事業の実施
  5. 5.国際交流事業の実施
  6. 6.国際青年会議所、日本青年会議所、近畿地区協議会、兵庫ブロック協議会への協力ならびに出向者支援